分散投資は投資をギャンブルにしないためのコツ
短期の相場に一喜一憂しない、目標を決めた「本当の投資」を!
資産運用というと、
- いつ買えばいいのか
- どの銘柄を買えばいいのか
ということばかりに目が行ってしまいますが、資産運用の目的は何なのでしょうか?
もし運用の目的が、一発勝負でドーンと儲けてアーリーリタイアメントしたい、働かずに裕福な暮らしがしたい、という言うのであれば、上記の「いつ、どの銘柄を売り買いするか」を勉強すればいいと思います。
しかし、みなさんの多くは、「将来の不安を解消するため」だったり、「老後のプラスアルファの余裕資金」を準備するために資産運をしようかと考えているのではないでしょうか?
であれば、まずはいくらあれば不安が解消されるのか、いくらくらい余裕資金が欲しいのかを考える必要があります。
その上で預貯金では、そのお金が準備できない部分を資産運用で賄おうと考えていただければと思います。
資産運用で大事なのは、「長期で見た場合、成長していくだろうと思われる市場に自分の資産を預ける」という考え方です。
市場が成長していけば、その分預けた資産が大きくなります。
その結果がリターンというワケです。
今からあなたが実際にお金を必要とするまでの期間で成長しそうだなぁと思う市場に対して投資をすればいいわけです。
では、どんな市場が成長しそうでしょうか?
新興国?アメリカ?ヨーロッパ?日本?
どの市場が成長するか、または衰退してしまうのかを正しく当てることは不可能と言っても過言ではありません。
なので、どの市場が成長しても衰退していてもいいように、色々購入していくわけです。
これが、分散投資の目的です。
一番儲かる方法は大きく成長しそうだと思う市場に一点集中することです。これの方が失敗すると大きな損失になりますが、大きく儲けるには一番です。
逆に言うと、分散投資は大きく儲かりません。その代わり、ブレを小さくして損失を小さくすることができます。
あなたの資産運用は、大きな損失を覚悟して一発勝負をしたいのか、損失をなるべく小さくしながら資産を殖やすことが目的でしょうか?
「投資をギャンブルにしない」のがLBプランニングの考えです。
大きなリスクを取らずに目標を達成するには、長期分散投資しかありません。長い期間をかけて、いろいろな市場、資産に分散して投資をする、そして投資タイミングも何回にも分けて投資することでリスクを軽減します。
長期分散投資は決して大きなリターンを得ることが目的ではありません。あくまでも目標に合わせたリターンをなるべくリスクを小さく達成するための運用方法です。